今現在普通に住んでいる賃貸マンション、アパートの形式等の起源は江戸時代からある。という話を聞いて興味を持ったのでちょっと調べてみました。
現在のように「大家さんが住まいを貸し、家賃を頂く」というものは江戸時代の時代劇などでよく見かける「長屋」が起源だとされており、「長屋」という言葉、今も「建築基準法」に残っているそうです。
長屋の始まりは、いくつかの小屋をひとつの棟に集めたものだといわれています。 江戸時代、諸国の大名が参勤交代で江戸屋敷に滞在するようになりました。
その時、いっしょに連れてきた家臣を住まわすために、長屋が武家屋敷内に建設されたそうです。
長屋を作った理由は、「1棟に複数の人間が住めば、経済的に割安」「家来や下僕たちをひとまとめに住まわせておけば、平常の連絡が円滑になり、緊急事態に際して集合に便利がよい」、つまり 監督と統制に好都合だったということみたいです。
住人はおもに中級~下級武士、独身者が中心だったので作りや内装は質素なものだったようです。
江戸時代の「長屋」が、現行の法律に定められているというのも、集合住宅が日本人の生活に欠かせないからなんでしょうか。
ちなみにこのような昔ながらの長屋やお店などが浦安市の郷土博物館で間近に見ることができます。
(*写真提供:浦安市郷土博物館)
郷土博物館 〒279-0004 千葉県浦安市猫実一丁目2番7号 電話:047-305-4300 ファクス:047-305-7744
実際にいってみると時代劇の世界に一瞬訪れたのかと…
浦安市はこのような施設をつくったりと町作りにとても力をいれている街です。
また先ほどの賃貸住宅の話ではありませんが、浦安市は都心へのアクセスが良く、家賃などが都心に比べると抑えられるということで優良賃貸物件がたくさんある地域なのです。
是非一度浦安の地へ足を運んでみては。
*ちなみに今現存する最も古い賃貸住宅の代表的な建物はイギリスの「バウンダリー・ストリート団地」という団地です。
この団地は、現存する最も古い賃貸住宅で、スラムクリアランス地区にLCCによって1896~1902年に建設されました。
次は明治維新前後の賃貸住宅について調べてみたいです。
(*© マンションの歴史. All Rights Reserved 参照)