選挙の度に話題になる投票率の低下ですが、今回の衆院選も全国平均で52%前後という戦後最低の水準に終わりそうです。
推定投票率は52%前後 戦後最低に(NHKニュースWeb)
そこで、浦安市の投票率の状況はどうなっているか、丁目別に調査してみると、若年世代の低投票率問題とリンクしたような課題が浮かび上がりました。
■浦安市 丁目別の投票率データ
まずは、丁目別の投票率データを確認します。浦安市の公式サイトにすでに公表されております。昨日のデータが今日得られる、というのはとても有難いことですね。
平成26年12月14日執行衆議院小選挙区選出議員選挙投票結果及び衆議院比例代表選出議員選挙投票結果
最高は美浜4,5丁目の投票所である浦安市美浜公民館で65%、最低は富士見1丁目の投票所である浦安市立みなみ幼稚園の36%でした。30%という大差がついているのが分かります。
このデータを丁目別に色分けし、地図に落とし込んだものがこちらになります。投票所によっては丁目の中で分かれている地区もありますが、適当に分けました。色が濃いところが高投票率、色が薄くなるにつれて投票率が下ります。
市北部の東西線浦安駅エリアの投票率が低く、南側の京葉線新浦安・舞浜エリアの投票率が高いことがわかります。
■浦安市 丁目別の世帯人員数データ
この色分けデータを作ってみて、どこかで見た覚えがある色分けだな、ということを思い出しました。それは、丁目別の世帯人員数のデータです。そのデータは以下のものです。色が濃いところが1人世帯が多い地区、色が薄くなるにつれて世帯人員数が増えます。データのソースは平成22年の国勢調査です。
わかりやすくするためにアニメーションGIFの画像データを作成しました。
見事に色が反転しています。
若年世代の投票率をいかに上げるか、というのは、実は1人世帯の有権者にいかに投票してもらうかと同じ、と考えられるのではないでしょうか。私も親元を離れて一人暮らしをしていた時期は、選挙に行かないことが多かったように思います。一人暮らしの方が多い浦安、投票率を上げるためには、一人暮らしの方への働きかけが必要ですね。