新浦安などの京葉線沿い住民の都内待ち合わせスポットと言えば、乗り換えが便利な東京・銀座・有楽町が人気ですが、新宿となりますと、新浦安駅から約50分程かかるのが難点です。
しかしながら、実は、既に京葉線は新宿駅まで一本のレールで繋がっているのをご存じでしょうか?この線路は、かつてJRが国鉄だったころに貨物輸送用として作られたものだそうです。
線路は繋がっているのに、なぜ直通運転が実現されないのか?理由の一つとして挙げられているのが、JRと私鉄間の料金徴収問題です。
JR(京葉線)⇒私鉄(りんかい線)⇒JR(埼京線)が直通運転になった場合、私鉄であるりんかい線を経由して新宿まで行ったとしても、降車駅がJRであるためどこを経由してきたのかが不明瞭で、りんかい線の乗車料金徴収が確実なものではなくなってしまうそうです。
前回の浦安市市議選では、この京葉線・りんかい線相互直通運転問題についての提案が電車通勤の方から注目を集めていました。
京葉線とりんかい線の相互直通運転が開始されると、なにが変わるのでしょうか?
所要時間だけ見ますと10分も変わらないのですが、乗り換えが不要になるのが大きなポイントです。
エスカレーターやエレベーターがあるとは言え、階段を上ったり下りたり、通勤・帰宅ラッシュなどの混雑している時は思うように乗り換えができません。
ましてや、ベビーカーや車いす・大きな荷物を抱えての乗り換えは、エレベーターまで移動する手間も加わり、かなり大変なものです。
直通運転開始後の予想所要時間は、直通前の所要時間から乗り換えにかかる時間を引いたものですが、快速や特急ができた場合はより所要時間が短くなることが予想されます。
住宅手当の条件が通勤時間60分圏内等と決められている場合は、京葉線・りんかい線の直通運転開始によって住める範囲がグッと広がりますね。
浦安市では、京葉線とりんかい線の相互直通運転を推進するべく、利用実態やアンケート調査を行っています。
京葉線・りんかい線の相互直通運転に係る利用実態他調査
http://www.city.urayasu.lg.jp/shisei/johokoukai/houkoku/toshiseibi/1009402.html
京葉線とりんかい線の相互直通運転が実現されれば、浦安市がより住みやすい街になりそうですね。