社長の机の上にあった本「不動産を買うなら五輪の後にしなさい」(萩原岳著SB新書刊)を拝借して読んだ。「不動産業者の方は読まないで下さい」と書いてあったが面白かった。皆さんも読んでみたら良いと思いました。
…但し、私から見ると、本人が「投資物件には興味があるが、まだ買ったことはない」と正直に書いているように、学究的で慎重で正直な人だが、現場のリスクとチャンスのとらえ方と経験が足りないようだ。 彼が言う「20年の五輪までは不動産価格は上がるが、それ以後は下がる」という可能性はあると思うが、それは一般論に過ぎない。
不動産は地域性と個性が強いので浦安地区については「今が買い時である」と思う。何故ならば、浦安市内の埋め立て地については、液状化の被害の為に土地は震災前の70%程度迄値下がりしているが、道路下の電気・ガス・上下水等の耐震化と道路の復旧工事が終了する15年夏以降には土地の価格は元に戻り、東京が値上がりしている可能性を加えると、浦安の土地の価格が30%~40%上がることが予測できるからです。 ちなみに、阪神淡路大震災でも神戸の地価は3年後にはほぼ元に戻っている地域も多いからです。
参考:震災後の住宅供給 ・住宅市場 大阪大学 岩田真一郎・大竹文雄(PDFファイルが開きます)