(1)日本では冬にトイレやお風呂で亡くなる高齢者が非常に多い!
日本では、壁、天井、床や窓等に断熱材を使った建物が少なく、リビングだけを床暖やエアコンで25℃以上に温かくして住んでいる為、5℃以下の寒い玄関、トイレ、お風呂等での急激な温度差に対応できないで心臓や脳血管症で亡くなる高齢者が多いです。
今後は断熱材を使った「冬温かく夏は涼しい家」にする必要があります。ロックウールで外壁の断熱を、セルロースファイバーを内壁、天井、床に封入する断熱をし、窓をペアガラスの3重サッシにすれば、冬は室外温度より10度暖かく湿度は10%高いので暖かく、夏には室外温度より室内温度が10度低く湿度は10%以上低く涼しい家(電気代は夏は30%・冬は70%の省エネ効果が期待できる「省エネハウス」)になります。
何よりもトイレや風呂、玄関等とリビングが何時も同じ温度・湿度になるので、快適で健康な家になります(気密などもしっかり行うと、冬の朝エアコンを使わなくても北側の部屋で18℃以下になりません)
(2)壁の中に入れる断熱材(ウレタン)等の化学製品は命を奪う!
火事になった時に人が死ぬのはほとんどがこれらの化学製品が燃えて、シアンガス(青酸ガス)や塩素ガス、一酸化炭素を発生するからです。完成したばかりの綺麗な部屋に入ると目が痛かったり、ツーンと鼻に来るのを感じたことが誰にでもあるでしょう。
そんな部屋に住んだら、アレルギー症状で体調を崩し、健康に悪いに決まっています。外壁にロックウール(岩石を砕いた製品)を使い、壁・天井・床下にはセルロースファイバーを入れるのがお勧めです。
セルロースファイバーは、古新聞紙を爪状の物で掻き回して、繊維状にした物をホウ素で加工した断熱・遮音・吸湿・排湿材です。素材は木ですから、火事になっても有害ガスが出にくいですし、ホウ素で加工されて燃えにくく高熱になると炭化するだけで炎を出しません。その上、部屋の空気の湿気を吸ったり吐いたりする湿度を調節する作用もあります。
(3)ロックウールで外断熱をしセルロースファイバーで内断熱した家は断熱効果と遮音効果がすごい上に建物の寿命を延ばす。
モデルハウスの実験では、2月の一番寒い朝5時の外気温1度の時に室内温度は18度で、暑い8月の外気温が36度の時に室内温度は25度でしたのでエアコンを使うことはほとんどありませんでした。
又、リビングでピアノを弾いても外部に音が漏れないのでご近所との音のトラブルもなくなります。更に、壁の中の湿度を調整するので躯体の柱や鉄骨やコンクリートの劣化の原因である湿度を調整して建物の寿命を延ばすことになります。
詳しくは、セルロースファイバーが最強の断熱材と言われる7つの理由
又、壁の中に発生するカビがシックハウス症候群の原因であることが判っていますが、壁内に湿気でカビが発生するのを抑えるので健康に良い家になります。