明和地所ではインターネット・チラシ・不動産業者用データベースなど、出来る限り多くの情報ソースから浦安で流通した中古マンションや一戸建て・土地・収益物件といった売買物件を把握し、自社のデータベースに登録しております。また、購入希望で登録いただいたお客様のデータも購入希望地域別で統計を取れるようにしてあります。そのデータを活かし「浦安相場天気予報」というコンテンツを作成しております。
不動産業者専用のデータベースだけでは把握しきれない浦安の不動産市場
ちなみに、流通物件のデータベースといえば国交省が指定する財団法人が管轄している「レインズ」というものがあります。不動産業者はお客様と不動産の売却媒介契約(売却の窓口になる業者を決める契約のことです)を締結すると、このレインズのデータベースに物件情報を登録する義務を負います。
よって、このレインズというデータベースを調べればある程度は流通物件を把握できるのですが、実は、レインズに登録義務がない物件もあります。複数の業者と媒介契約を結ぶことができる一般媒介契約(1つの業者だけと結ぶ契約は専任媒介と専属媒介という2種類があります)、不動産業者が売主として直接販売している物件は登録義務がありません。
つまり、レインズに登録されない物件も市場にはかなりの数が存在します。また、専任には7日間、専属には5日間、それぞれ登録の猶予期間があり、短期間で成約した物件はレインズに一瞬登録されてすぐ削除されてしまい、把握するのが難しいという実情もあります。特に浦安は中古マンションの取引が活発な地域です。人気のマンションは広告せずに、事前登録のお客様が購入するケースも多数あります。
不動産業者は一般的に、物件の売却価格を決める際にレインズを参照しますが、査定するときに見るだけでは市場に出ている物件の価格を全て把握していることにならないのです。そこで明和地所では「情報部」という部署を設け逐一レインズのデータをチェックし、浦安の物件情報を記録しております。
それに加えて、レインズに登録されていない浦安の物件情報をネットや配布されているチラシから収集、また金融機関などからの紹介物件情報も記録しております。それらの情報を全社員で共有する仕組みになっていますので、売却金額を決める際に、より正確な査定が可能となっております。
■浦安相場天気予報の見方
話が逸れてしまいました…相場天気予報は、そうやって把握した売り物件数に対して希望顧客の数が多ければ、相場が上がる可能性が高いので晴れマーク、希望顧客の数が少なければ雨マーク、という風に表示しております。
簡単に言ってしまえば、晴れマークは「売り時」、雨マークは「買い時」ということになります。もちろん、不動産の物件というものは一つ一つの個別性が高く、契約が成立するかどうかは価格や買う方の好み、収入などにも左右されますので、地域特性のみで計りきれるものではありませんが、中古マンションや一戸建て、土地の購入・売却、あるいは自宅の資産価値を把握しておく目安にしていただければと思います。
ちなみにこの相場天気予報の元ネタは、不動産専門のデータバンクである東京カンテイさんの「全国中古マンション価格天気図」です。私たちも東京カンテイさんのデータをよく利用しております。不動産業者、ひいてはお客様にとっても非常に役立つ会社さんです。ご興味ある方はぜひご覧ください。
価格天気図 | 市況レポート | 東京カンテイ
東京カンテイの市況レポート 価格天気図ページです。東京カンテイは不動産専門のデータ会社として全国のマンションの図面や価格情報、土地・戸建の売買事例をWEB会員に配信しています。また不動産の専門家として、不動産鑑定評価、土壌汚染調査、建物診断などの調査業務も行っております。