こんばんは、小野です。
本日より、新しい現場で浦安初の工法がスタートしました。
工法名は『ケミカルアップ工法』です。
この工法は傾いた方向のみセメント系グラウト材で地盤改良を行いながら、
注入の圧力で家屋を持ち上げる工法です。
ここで注意して頂きたいのは、
『 地盤改良 ≠ 液状化対策 』
だということです。
傾いた方向にのみグラウトを注入する今回の工法では、
注入方向への沈下は防ぐことが可能ですが、
再度液状化した際には改良していない反対方向へ傾く可能性が極めて高いです。
↓注入工法 ? を参照してください。
あれ?
じゃあ何故そんな工法を選んだの?
と思われる方もいるかもしれません。
それは、
今回のお宅が特殊な構造だったため、全11工法の中から“ただ傾きを直す”ことができる工法が唯一「ケミカル工法」だけだったからです。
基礎の形状が特殊で、
更に地下に音楽室があったため、
他の沈下修正業者には「出来ません」と断られてしまいました。
私が工法を絞り込んでもなお11工法もの工法を必要とするのは、
どんなに難しいお宅にも、なるべく応対させて頂くためです。
まだ、すべての構造、形状、材料の住宅を直せるわけではございませんが、
90%以上のお宅へ対応することができますので、
いつでもお気軽にご相談ください^^
では、また報告させていただきます。