こんばんは、小野です。
昨日は、浦安市にあります明海大学にて液状化対策フォーラム2011が開催されました。
主催は、社団法人日本住宅建設産業協会 様で、
明海大学の不動産学部 様と連携して開催されました。
下の写真は、フォーラムの冒頭に松崎市長がお話をされた様子です。
市長の話によると、
浦安市内で既に傾きの修復が終了した被災住宅はおよそ200件であるということでした。
この数字を聞いたとき、思っていたよりも少ないという印象でした。
ちなみに、私たちのところに相談頂いた方が現在250世帯なのですが、
そのうち50世帯が既に施工済みとなっております。
市長の話が本当であれば4分の1の住宅は私たちが担当させて頂いていることになります。
このことは、当初より「被災された方々には、1件でも多く、1日でも早く、復興してもらいたい」と考え、お手伝いさせて頂いていた私たちにとって、とても誇りに感じられることでした。
さて、一番の目的だった修正工法の説明については、
楽しみにしていたのですが、新しく得られる情報はありませんでした。
私たちがお話している11工法のなかの、3工法を抜粋してとても詳しく説明をしてくれました。
それより、中央大学理工学部の教授である國生剛治先生のお話がとても面白く、
これまでの知識の再確認と、新たな知識を頂くことができました。
「液状化対策として、
建物がある場所の下の地盤を3m改良して非液状化層を形成することで、
その地盤上の建物は震度6弱までの地震による液状化の被害を受けにくい。」
この知識を再確認できたことは、おおきな安心となりました。
よって、
グラウトアップ工法やCPG工法によって、家屋直下3?4mの地盤を非液状化層にする工法が、
液状化現象に強いことが学述的に再度認められました。
國生教授、大変参考になるお話ありがとうございました。
主催いただいた、日住建の皆様ありがとうございました。
今後も積極的にセミナーに参加し、皆様に有益な情報を提供できればと考えております。
また、先日ブログに記しました『アースドレーン工法』については、
来週の木曜日に協会の方と打ち合わせをしますので、
その結果をもってまた報告させて頂きます!