おはようございます、小野です。
先日、お話しました『アースドレーン工法』について進展がございましたので、
ご報告をさせて頂ければと思います。
液状化する地盤の特徴と、アースドレーン工法が液状化対策となる理由については、前のブログ(2011/10/21)で説明させて頂きました。
これまで、「傾き修正」と「液状化対策」を行うにあたって、私は『グラウトアップ工法』をおすすめしてきました。
これは、液状化する可能性のある地盤をセメントで固めて、
人工的に液状化しない地盤(非液状化層)を建物の直下に造成する工法であり、
今の技術では家屋が建っているところでの施工は、
3?4mの深さまでの改良が限度であり、震度6弱までの地震による液状化被害に有効でした。
しかしアースドレーン工法では、直径10cm、長さ1mのドレーンパイプを1m毎に継ぎ足ししながら、6mまでの深さの地盤改良が可能です。
これによって、震度6強くらいの地震での液状化被害を予防することができると言われています。
この工法は、傾き修正工事と併用して施工することが可能ですので、
家が傾いてお困りの方で、次回の予防もしたいという方は是非ご検討されてみては如何でしょうか。
隣地との幅が50cm以上あれば、検討が可能です。