こんにちは、小野です。
最近では、浦安市内をグルグル回っていると、更地や建て替えをされている住宅をよく見かけるようになりました。
そして、そのほとんどが大手ハウスメーカーが手がけているにも関わらず、
今回の震災で傾いてしまった家屋の液状化被害を目の当たりにしてもなお、
液状化対策していない地盤改良をしていることに驚嘆しました。
その原因は、完全に営業担当者の知識不足にあります。
にも関わらず、自信満々に営業しています。
それはそうです。
おそらく、彼らは浦安に住んでいないでしょうし、
全国のあらゆる地域で営業活動をしている限り、
真剣に液状化地盤について考えることはありません。
そして、浦安は海面を海底の砂で埋め立てた地域であり、
家を建てる際の提案が、他の地域と同じであることは絶対にありえません。
だからといって地盤改良の知識がないわけではありません。
実は、そこに大問題があります。
他の地域で実績のある工法を、液状化地盤をただの軟弱地盤だと勘違いして、
自信満々に『この方法で絶対大丈夫です!』とお客様におすすめするのです。
彼らを悪くいう訳ではありません。
だって、彼らは自分の提案している方法に「他地域での実績」という“確固たる裏付け”があり、
ましてや自分が嘘を話しているという認識などはこれっぽちもないからです。
ただ、知らないだけなんです。
【液状化地盤 = 軟弱地盤】 よって、軟弱地盤対策をすれば良し。
と何の疑いもなく考えて、
それを浦安という特別な地域のお客様に提案してしまうことが恐ろしいのです。
そして一般の方は、
大手ハウスメーカーのプロがそういうのだから間違いないと信用するでしょう。
これが誰も仕掛けた覚えがない、
知識と油断の隙間にできてしまった『大きな落とし穴』です。
数千万円もの資金を費やし、新築の欠陥住宅を作ってしまっているのです。
以上は浦安などの液状化地盤に限っての話ですが、
実は、更に大きな枠で大手ハウスメーカー営業担当が見落としてしまっている落とし穴がございます。
私は戸建販売員ではありませんが、もし自分が営業担当であれば間違いなく、
ハウスメーカーの営業担当よりも、
身のあるお話をすることができると思います。
今後、このブログを通じて少しずつお話していきたいと考えております。
興味をお持ちになられた方には、楽しみにして頂けるととても幸いです。
更に、弊社関連会社の『R*DESIGN』 では、
注文建築・建築販売の担当者に、
『液状化対策工法』についての有資格者が数名おりますので、
もっと詳しくお話しすることが出来ます。
お気軽にお尋ね下さい。