2月にとても珍しいことが起きました。浦安駅エリアの土地の仲介物件の流通数がゼロになりました。明和地所で浦安市内全物件のデータベースを作り始めて14年になりますが、はじめての事態です(3/13現在は5件あります)。
しかし、グラフを見ればわかりますように、土地戸建ての総流通物件数はほぼ大きな変化がありませんでした。つまり土地の流通は減りましたが、一戸建ての流通は増えたことになります。
これは、建売業者の参入が増加したことを示しています。都心では土地の仕入れが難航し、案件を求めて弊社にも仕入れ業者から毎日のように問い合わせがあります。売主を見ると、今まで浦安ではあまりお見かけしなかった会社名も増えてきました。このような土地勘が無い業者が市場に出ている物件を買い集めているようです。
需要が旺盛なときに供給が少なくなれば相場は上がります。ただ、業者売主物件が流通数の多くを占めるようになってきますと、業者の動向によって相場が左右されることも考えられます。例えば、市場動向に関係なく、決算前ということで値下げをするようなことも見受けられます。
このような市場の場合は、売るにも買うにも慎重な判断が求められます。一般的な売却査定は現在の流通状況と登録事例数の少ない業者用データベース(レインズ)の情報を元に行われます。これだけで現在のリアルな市場を把握するのは、浦安では難しくなっています。
明和地所では業者用データベースだけではなく、インターネット、あるいはポスティングされているチラシからも物件情報を収集していますので、売却でも購入でも、適切なアドバイスをいたします。お気軽にご相談ください。