みなさんは自分が住んでいるいる町の地名がどんな意味をもっているか知っていますか。
その由来を調べてみると新たな発見があるかもしれません。
今回は明和地所行徳支店のある東西線沿線の市川市行徳周辺の地名の意味を調べてみました。
行徳
行徳とは昔の偉いお坊さんが地名の由来です。
戦国時代に金海法印という偉いお坊さんがおり、神明社の境内の中に行徳山金剛寺というお寺を建てました。
行徳とは徳を積んだお坊さんのことをいい、みんなが金海法印のことをぎょうとくさんといって親しんだ為にその土地にぎょうとくという名が付いたと言われているそうです。
そもそも行徳は神明社の建てられた江戸川区篠崎あたりのことで、今の行徳周辺はその神明社に納める為の塩を作る塩田があった土地でした。川と海に挟まれた狭い土地では野菜や米作りにはあまり適していなかったようです。
そのうち塩焼の産業が盛んになり、街が栄えて行徳という地名が今の本行徳へ移されました。塩産業はかなりの利益を生む商品だったとか。
その後、あの有名な徳川家康が江戸城に入り行徳を直営の領地としてさらに塩田開発を進めました。
3代徳川家光の代にようやく開発工事が終え今の篠崎のあたりにあった神明社を今の本行徳に遷座して行徳塩浜の総鎮守として崇めたそうです。
ちなみに神明社は伊勢神宮の流を汲むありがたいお社らしいですよ。
何気なくこのあたりの地名を使っていましたが、、、塩焼、湊、関ヶ島など。
関ヶ島は昔関所があった島だそうです。そのまんま。
調べてみるとおもしろいものですね。
みなさんも近所の地名調べてみては如何ですか?
以上のことは
参考図書、鈴木和明著:行徳塩焼きの郷を訪ねて
に大体書いてあります。
次回につづく。